ビニールマルチの効果が顕著です。
昨年から畑の一部にビニールマルチを使っています。これのおかげか、昨年はそれなり順調に野菜が育ちました。
ビニールマルチを使うメリット・デメリット
私が考えるものを挙げると次のようになります。
ビニールマルチを使うメリット
- 野菜の育ちが良い。
- 草刈の手間が省ける。
- 土が早く出来上がる。
野菜の育ちが良いというのが一番のメリットです。これは後に比較の写真があります。
草刈の手間が省けるというのも夏場は大きな意味を持ちます。夏場の畑仕事の6~7割は草刈といっても良いくらいであり、この手間が省けるのは大きいです。
最後の土が早く出来上がるというのは、体感の話ではあるのですが、新しく畝を作った場所にビニールマルチをしておくと、地温が上がり、良い土になるのが早くなる感覚があります。
ビニールマルチを使うデメリット
- 石油資材で環境に優しくない。使い終わったあとゴミになる。
- ちぎれて小さくなってしまったものが、畑の土に混ざることがある。
- 経費がかかる。
- ビニールマルチが無い畑の景観のほうが好き
これが一番のデメリットなのですが、マイクロプラスチックの問題・レジ袋の有料化等、世界的にも石油製品の使用を減らす流れになっており、持続可能な農業を考えるとできるだけ使いたくないというのがあります。
また、どうしても劣化して細かくなってしまったビニールが畑に落ちていることがあり、土の中に混ざっていきそうな気がして少し心配です。
経費がかかることは、デメリットではありますが、そこまで高いものではないので大きなデメリットではありません。
景観についとは、完全に個人の趣味になりますが見ててほっと落ち着ける畑、というものにしていきたいと、漠然とですが考えています。、そのためにはやはり、ビニールが無いほうが良いのです。
また、デメリットには、マルチを張り替える手間もあるかと思いきや、マルチを貼ったあとは草刈の手間が省けますのでトータルの手間としては、ビニールマルチを使ったほうが楽でもあります。
野菜の育ち具合の比較
肝心の野菜の育ち具合の差なのですが、万願寺甘トウガラシの状態を比較すると次のようになります。
ビニールマルチがあったほうが、明らかに生育が良いのが分かります。まったく同じ時期に種を蒔き、苗を植えつけたのですが、ここまでの違いがあります。
収穫量もマルチ無しは、育ちが悪くほとんど無く、生育失敗と言っていいものですが、マルチ有りのほうは十分満足いく量が収穫できています。
多少の育ち・収穫量の違いなら、マルチ無しでやりたいところなのですが、ここまで差が出てしまうと厳しいです。売り物が無くなってしまいます。ビニールマルチ無しの万願寺も刈り取った草で地表を覆ったりと手入れはしているのですが、上手くいきません。
できるだけビニールマルチを使いたくないが・・・
ビニールマルチを使用しないとやさ売り物になるレベルの野菜ができていないのが現状です。今は野菜の販売で生計を立てようと考えていることもあり、しばらくはビニールマルチを使用しながら野菜を育てていこうかと考えています。
ですが、栽培技術を高めていって、いつかはビニールマルチ無しで売り物にできる野菜を育てることが目標です。今年の秋冬野菜も、マルチの有無の実験をしていきたいと思っています。