トマト栽培の結果

大分涼しくなってきて、すっかり秋となってきました。

9月から10月中旬にかけては、種蒔きシーズンであり、1年のうちでこの時期が一番種蒔きに適した時期です。私も毎日畑の準備や種蒔きに大忙しです。9月の初めに蒔いた種は、すでに発芽しており、その紹介もしたいのですが、今回はこの夏のトマト栽培についてどうなったか書きたいと思います。

 

私の畑のトマト栽培はまだ上手くいったことがないのですが、今年は「ソバージュ栽培(放任栽培)」と「垂直栽培」という新しい2つの方法と例年通りの「一本仕立て」の合わせて3つの栽培方法を試してみました。どんな栽培方法かについては、以前の記事を御覧ください。

 

まず今年のトマトの全体的な育成状況ですが、非常に厳しい年でした。トマトは比較的乾燥を好む野菜なのですが、7月は長雨でした。これにより、かなり株が弱ってしまいました。そして8月は今度は真逆に日照りで続きで雨がまったく降らず、弱った株にとどめを刺したという形になりました。

7月から8月にかけて、私の畑では実は付けないまでも、なんとかトマトは生き残りましたが、周りで畑をやっている人の中では、この時点で枯れてしまい片付けてしまう人も多くいました。

 

さて、この夏私が作ったトマトは3種類、

  • 大玉トマト(世界一トマト)
  • 芯止まり品種のトマト(サンマルツァーノ)
  • ミニトマト(ステラミニトマト)です。

芯止まり品種のトマトはソバージュ栽培だけですが、他の2種類のトマトは「一本仕立て」「ソバージュ栽培」「垂直栽培」と3つの方法で栽培してみました。

 

上手く育った順場で挙げていきますと

  1. ソバージュ栽培で作った芯止まり品種のトマト
  2. 垂直栽培で作った大玉トマト
  3. ソバージュ栽培で作った大玉トマト

というようになりました。ミニトマトはどの栽培の仕方もほとんど実がならず比較というところまでいきませんでした。

 

ソバージュ栽培と芯止まり品種のトマトの相性の良さは、始める前から予想しており、その通りの結果になったという感じです。冒頭の写真がそのトマトになります。10月中旬現在もまだ実をつけており、元気があります。1株から平均して10個前後トマトが収穫できたでしょうか。これは、それなりに成功したといって良いでしょう。ただ、カメムシに食べられて傷がついてしまうものが多く、売り物になるような綺麗なトマトはほとんど収穫できませんでした。ちなみに、採れたトマトは全てドライトマトにしました。

 

大玉トマトはどの栽培方法もそこまで差は出ませんでしたが、収穫できたトマトは平均すると1株あたり

  • 垂直栽培→2~3個
  • ソバージュ栽培→1~2個
  • 一本仕立て→0~1個

となるでしょうか。

垂直仕立て栽培の大玉トマト。根元近くの葉は枯れてしまっているが枝がたくさんあることが分かる。先端の葉は今も緑色をしており元気がある。途中から手入れを怠ったため枝が支柱を超えてしまって垂れ下がっている。
一本仕立ての大玉トマト。高さは支柱の八割程度と垂直栽培に比べて低く、株全体の勢いもあまりない。

 

前述したような極端な降雨量等、植物に厳しい環境の場合、わき芽を欠かず葉を増やして育てる垂直栽培やソバージュ栽培は適しているはずなのですが、そこまで差が出たようには思えません。

それでも、昨年は1個もトマトが採れなかったことを思えば、進歩していると言えなくもないかもしれません。

 

以上が「ソバージュ栽培」「垂直栽培」「一本仕立て栽培」のトマト栽培の結果でした。差はでるには出たのですが、思ったより顕著には出ませんでした。気候があまりにも極端だったため仕方なかったのかもしれません。

しかし、挑戦してみて無肥料栽培や私の畑では、わき芽を欠かずに育てるほうが適しているような感触は、少しですがあったような気がします。この2つの栽培方法は、来年も試してみようと考えています。

 

 

 

 

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