トマトの話が続きますが、今回は垂直栽培という栽培方法についてです。
垂直栽培
前回の記事では、今年新しく挑戦してみる栽培方法として「ソバージュ栽培」を紹介しました。その後、新しく「垂直栽培」という方法を知りましたので、急遽この方法も試してみることにしました。
一般的な大玉トマトの育て方の「一本仕立て」と同じように垂直に立てた支柱に、紐で誘引していくのですが、「垂直栽培」はわき芽を欠かず、主枝と一緒に支柱に縛り付けていきます。
わき芽をとらずに垂直にして育てると、植物ホルモンが活性化し、根張りが良くなり実がつきやすく、実割れも少なくなるそうです。
栽培方法
- トマトのすぐ横に支柱を立てる。根が切れるかもしれないが気にしない。
- 主枝は8の字で誘引して支柱に固定。一般的な一本仕立てと同じ。
- その後わき芽が出てきたら、わき芽を欠かずに枝にし、すべての枝の先端が上を向くようヒモで縛る。
- わき芽の縛り方は8の字でなく、全体にヒモを通して支柱に縛る。
- 良くある失敗は枝の縛り方が緩くて、枝と支柱に隙間がある状態。枝が斜めになるとわき芽が増える。(冒頭の写真のような感じにする)
- 最終的には6本仕立てになるようにわき芽を垂直に支柱に縛り付ける。余分なそれ以上のわき芽は欠く。
- 7月中旬くらいから、真ん中あたりのわき芽を育てておき、主枝が支柱の高さに届いたら、主枝を切り芯止めし、育てていたわき芽から実を収穫し始める。
どのくらい手を入れるか
野菜の育て方は色々ありますが、どの程度自然のままにして、どの程度手を入れるのかというバランスを考えるのがポイントではないかと思い始めました。無肥料栽培ですと、できるだけ自然に近づけた栽培方法のほうが合うのではないかと考えています。
わき芽を欠かずに育てていくところは、垂直栽培とソバージュ栽培には共通点があります。垂直栽培はソバージュ栽培に比べて、誘引等の手間はかかりますがネットがいらず省スペースになるといったところでしょか。
どんな結果にるか楽しみです。