コマツナ

日ごとに寒くなってきて、秋から冬になってきました。

そろそろ初霜も降りてきそうな時期です。

ソラマメ、エンドウといった今シーズン最後の種蒔きや芋の収穫も終わり、畑も仕事もひと段落といったところです。

今年一つの目標だったトマトも含め、夏野菜は比較的上手く育ってくれました。

そこで、秋冬野菜の一つの目標としては、コマツナの大量収穫を目指すことにしました。

というのも、コマツナをパウダーにして販売するという新しいルートが出来たためです。

コマツナパウダーのイメージは、市販の青汁の粉末と同じようなものです。無肥料・無農薬で作った青汁は、聞いたことが無いですので、量産できればかなり安定した収入になるはずです。

出荷は1ロット80kgからなので最低そこまでの量が必要になります。

今年、畑を一つ返してしまったこともあり、作付け面積を確保するのもなかなか難しかったのですが、計画通り収穫できれば80Kgを少し超えるかなといった量のコマツナを9月中旬ごろ蒔くことができました。ほっと一安心です。

ところが、このコマツナは9月中には、ほとんどが虫に食べられてしまったのです。

夏から秋にかけて種を蒔く野菜は、早く蒔きすぎるとこうなることは分かっていたので、これまでの経験を踏まえつつ一番良い時期を見計らって蒔いたつもりだったのですが、まさかこんなことになるとは思ってもみませんでした。

虫のご飯になったのは、仕方ありませんので、その後、少し時期が遅いかもと思いながらも思い切って10月初めに種を蒔きなおしました。

虫のご飯になっているコマツナ

現在そちらは、あまり虫に食べられることもなく育ってはいるのですが、まだまだ小さく、年末の出荷の時期に間に合うか怪しい状況です。(冒頭の写真のコマツナです。)

メインのコマツナはこんな状況なのですが、そこから直線距離で数百メートルしか離れていない畑に同じ時期(10月初め)にコマツナを蒔きました。その畑のコマツナがとても元気に育っているのです。その畑のほうが、畝を立ててから、まだ1年しか経っておらず、更に日当たりも悪いというのにです。

少し離れた畑の元気なコマツナ

ただ、こちらの畑に蒔いたコマツナは少ないので、それほど多くは収穫できません。

どうしてこんなにも育ち方が違うのか良く分かりません。野菜を育てるのは奥が深く、なかなか上手くいかないところが面白いです。

秋冬野菜の目標だったコマツナはこんな感じです。最終的な結果は分かりませんが、コマツナパウダーに向けての出荷は、来年の楽しみと目標になりそうです。

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