踏み込み温床作り

踏み込み温床を作ってみました。

今回初めて、踏み込み温床を作ってみました。

踏み込み温床とは、落ち葉と米ぬかを混ぜ、踏みつけておくことで発酵させるというものです。この発酵の際に出る熱を使って、寒い時期の野菜の育苗に役立てるのが主な使い方です。

踏み込み温床を作るには、落ち葉を集めたり発酵せさる場所を確保したり発酵のための枠を作ったりと、なかなか労力が必要です。そのため、今までやらなかったのですが、どうも毎年上手くいっていないサツマイモの苗づくりのためと、温床を作ったあとの落ち葉を堆肥として利用して育苗に役立てることを考え挑戦してみることにしました。

踏み込み温床の具体的な作り方は、検索すると沢山出てきますので、ここでは触れませんが、ちょっとしたポイントとして、今回私は「改良型踏み込み温床」という方法を採用しました。これは落ち葉を枠の中で踏み込む前に、あらかじめ発酵させておくという方法なのですが、非常に有効でした。特に私の様に踏み込み温床作りに慣れていない人にお勧めです。

踏み込み温床を失敗するということは良くあるようで、原因は水が足りなかったり米ぬかが足りなかったりで上手く発酵が起こらないということが大半のようです。踏み込み温床作りに慣れていないと、水や米ぬかの量が分からず失敗してしまうのです。ところが、この予備発酵させる「改良型踏み込み温床」は、上手く発酵しなかった場合はもう一度水や米ぬかを混ぜて発酵させるということが簡単にできるので非常に失敗しにくいです。

予備発酵中の落ち葉の山

事実私も、一回目、二回目と水の量が足りなかったのか発酵に失敗し、三回目でようやく発酵に成功しました。このやり直しが可能なのが、改良型の素晴らしいところです。

上手く予備発酵ができたあとは、冒頭の写真にある枠の中に落ち葉を入れて踏み込み、踏み込み温床完成です(完成の写真は撮り忘れてしまいました。)。枠は廃材を四本地面に打ち込み、農業用の支柱で囲い、古くなったスダレで側面の壁を作ったものです。

踏み込み温床の枠

完成してから、土の中の温度を毎日測っていますが、20~30℃をキープしており、なかなか良い感じです。予定では、この温度が1か月程度続いてくれるのですがどうなるでしょうか。次はこの温床の上に、サツマイモの伏せこみを行う予定です。

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