自然農法という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
この「自然農法」、最近テレビでも取り上げられることが出てきました。似たような言葉で「天然農法」「炭素循環農法」「自然栽培」「バイオダイナミック農法」といった言葉もあります。すこし前に映画になった「奇跡のリンゴ」で知られている木村秋則氏も有名でしょうか。
大雑把にいってしまうと、畑の生態系を豊かにしてその中で野菜を育てる方法です。基本的に雑草は取らず、野菜と一緒に共生させ、生き物のすみかを沢山作っておきます。このようにすると、例えば害虫が出たら、その害虫の天敵の虫や動物もいることになるので、虫で野菜が全滅するということは無くなります。
しかし、一口に自然農法といっても、自然農法の農家が10人いたら10人とも違うというように、様々なやり方があります。例えば、肥料についてです。最初だけ畑に堆肥を入れる方法、草を生やしてそれを刈り取り畑に漉きこむ方法、畑の土にはまったく何も入れない方法等、千差万別です。
私が行っている方法は「無肥料・無農薬」での自然農法です。
無農薬野菜や有機野菜は昔に比べてかなり一般的になってきましたが、「無肥料」はまだ一般的ではないと思います。
私の研修先でもそうでしたが、有機農家さんは化学肥料は使いません。鶏糞や豚糞といった肥料を使います。
しかし、このような肥料も絶対安全かと言われるとそうでもありません。もし鶏や豚に薬等を与えて育てていたら、餌に残留農薬が含まれていたら、それが糞に濃縮されることもありえます。
もちろん有機農家さんの中にはこういったところまでこだわって、国産の餌だけを使い無薬品で育てている鶏の糞を肥料にしているところもあります。ただ、それを可能にするには近くにそういったこだわりの養鶏場等がなくてはいけませんし、肥料を買ってくるお金もかかります。
そこで私は「無肥料」での自然栽培をやろうと決めたのです。
どんな方法でやっているのかは、また後日書きたいと思います。
さて、今の季節は?
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二十四節気・・・小満:いのちが、しだいに満ち満ちていくころのこと。(前回と同じ)
七十二候・・・紅花栄う。(べにばなさかう):紅花がいちめんにさくころ。(次候)(新暦では、およそ5月26日~5月30日ごろ)
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紅花は私はあまり馴染みがないです。昔は染料に使っていた花のようです。