明けましておめでとうございます。
ちょっと遅くなりましたが、今回は昨年収穫した大豆についてです。
昨年、栽培を成功させたいと、力を入れた野菜の一つが大豆でした。収穫は昨年の11月下旬から12月中旬にかけて行い、その時の話になります。
今年の大豆は、大豆の種類(早生・中生・晩生)に合わせて、撒く時期を色々とずらしてみました。早生で早い時期に蒔く大豆は4月初旬、晩生で遅い時期に蒔く大豆は8月中旬と品種を変えつつ、1か月ごとくらいに蒔いてみました。
その結果、比較的上手く育った大豆は、一番早く4月に蒔いたものと一番遅く8月に蒔いたものとなりました。5~7月に蒔いたものは、ほとんど実を付けませんでした。育たなかった原因は葉が虫に食べられてしまったことです。6~8月くらいが虫の活動が一番活発になる時期なのですが、この時期に葉が出る大豆はどうもダメなようです。ちなみに葉を食べてしまう虫は私の畑ではコガネムシが多いようです。
収穫のタイミングは、葉が枯れ全体的に茶色くなり、振ってみるとカラカラと実が鳴るようになったころです。収穫が遅れてしまうと、サヤがはじけて実が落ちてしまうので注意が必要です。
地際で切り茎ごと収穫して、軒下にいれて2週間程度乾燥させます。この乾燥が大事で、サヤから実が取り出しやすくなります。
乾燥させたら、サヤから実を取り出します。この方法は、棒で叩く、シートをかけ自動車で踏む等いろいろあるようですが、今回は棒で叩く方法でやりました。棒で叩くことで8割程度の実は出てくるのですが、サヤに残ったままの実もあるのでそれは手で割り、取り出しました。収穫したものは、たいした量ではなかったのですが、この作業は数時間かかり結構時間がかかりました。私が今回栽培した程度の量では必要ないですが、大量に育てて大豆を販売用にと考えると脱粒機が欲しくなってきます。
最後に、悪くなったり割れてしまったりした豆やゴミを手作業で選別して終了です。
全て合わせて収穫量は480gでした。通信販売ですと大豆は1kg500円前後で売られていますので、この手間を考えると、販売は難しそうです。
以上が昨年の大豆栽培・収穫についてでした。大豆の品種と蒔く時期を工夫すれば育てられないということは無さそうで、まずまずの結果が得られたと言えます。
あと何年か経ち、畑の生態系の状態が安定してくれば5~7月の大豆にも再び挑戦してみたいと考えています。ちなみに、今回収穫した大豆は、来年の種用を確保しておいて、残りは自家製味噌作り用にしてみる予定です。