サツマイモの苗づくりのその後です。
3回目の挑戦ということで、2月中旬頃にサツマイモの苗づくりのため、温室の土にサツマイモの種イモを植え付けました。
予定では4~5月くらいに芽が出てくるはずだったのですが、まったく出てこず、今年も失敗してしまったかと半ば諦めていました。
しかし、6月に入ってようやく芽が出てきたのです。芽が出てくる時期が、あまりにも想定と違ったので、初めはドクダミか何か他の植物かと思ったのですが、サツマイモの芽でした。
サツマイモの芽が出てくる時期
ずいぶん芽が出てくるのが遅れたと思ったのですが、良く考えてみれば自然なことなのかもしれません。というのも、サツマイモの苗の植え付けは、5~6月頃となります。ですので、人の手を加えない野生のサツマイモを考えれば、秋から冬にかけて土の中にイモの形でおり、5~6月頃に芽を出すと考えられからです。
野生のサツマイモよりも早い段階で芽を出し、苗を作り植え付けるために、サツマイモの苗づくりは温室等も使い加温するのですが、どうも今回の私の場合はそれが上手くいかなかったようです。
私が植えたサツマイモのハウス内の温度は、もちろん外気温よりもかなり高くなっており、立派にハウスの役割は果たしていたのですが、土の中まではそれほど暖かくなっていなかったということでしょう。
来年は、ハウスの中に土を盛ってそこに植える、ハウス内にさらにビニールトンネルを作る等の方法でサツマイモ周りの温度を上げられれば、上手くいきそうな気がします。
苗の植え付け
さて、芽が出てきたこのサツマイモですが、せっかくですのでこれで苗を作って畑に植えることにしました。まずは、出てきた芽が大きく育つのを少し待ちました。30cmくらいの苗が採れるにようになったら、ハサミで切り、新聞紙に包み水をかけて3日ほど日陰においておきます。すると、節から根が出てくるので、そうなったら畑に定植します。
冒頭の写真が、7月1日のサツマイモの苗採りをしたときのものです。
サツマイモは遅くとも、6月中には植え付けたいところですが、今回はもう7月に入っていました。5月中に、農協でサツマイモの苗を買ってきて既に植え付けていたのですが、そちらのサツマイモは、葉も青々と茂りかなり育っています。収穫の際、この差はどのくらい響いてくるでしょうか。
以上、サツマイモの苗づくりのその後でした。成功とは言い難いですが、一歩前進といったところでしょうか。来年こそはと、改めて決意した次第です。