動植物約100万種が絶滅の危機にあるとの報告書が出されました。(写真は私の畑。雑草が元気に伸びて草刈りが大変な季節になってきました。)
この警告を出したのは、世界132カ国の政府が参加する「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)という機関です。
世界中で大きなニュースになっています(日本では扱いが小さい気がしますが・・・)。
生物多様性が少しずつ失われているということは、なんとなく分かってはいましたが、改めてきちんと数字で出された100万種というのは驚きの数字です。
このまま人間が地球上で生きていくためには「根本的に今の仕組みを変えなければいけないところまで来ているのではないか」と私には感じられます。
そういう意味で、私が現在取り組んでいる無肥料による野菜栽培はその可能性を秘めています。肥料無しで野菜が育つ技術が確立できれば農業の大転換になるのではないでしょうか。
この無肥料での野菜栽培技術、いわゆる「自然農法」というかたちで成功している人もいるのですが、私の畑ではまだ満足行く野菜ができず、成功しているとは言い難いです。
リンク先にもある歩屋さんと、「ハル農法」という呼び名でこの無肥料での栽培技術を確立し広めようとしているところです。
先日も少し触れましたが、今年はビニールマルチを利用しようと考えています。ビニールマルチは、レジ袋削減が世界の主流、地球環境を考えれば使いたくない農業資材です。ですが、とにもかくにも「まずは野菜を作れるようになること」と考え使用してみることにしました。もちろん最終的な目標はビニールマルチを使わないことです。
IPBESの報告書を知り、無肥料での野菜の生産は、今の時代に必要される技術だと改めて確信しました。この技術の進歩に力を注いで行こうと思います。
♠♠♠二十四節気と七十二候♠♠♠
二十四節気・・・立夏(りっか):しだいに夏めいてくるころのこと。
七十二候・・・蚯蚓出ずる。(みみずいずる):みみずが土の中から出てくるころ。(次候)(新暦では、およそ5月10日~5月14日ごろ)