不織布

不織布(ふしょくふ)の保温・保湿がどのくらい効果があるか試してみました。

不織布とは写真のような布でホームセンター等に普通に売っています。農業用資材としては一般的なものです。地面にベタ掛けし使用し、保温・保湿の効果がありますので種が発芽しやすく、光も通し通気性も良いので発芽したあとの生育にも役立ちます。

不織布

効果があるのは分かっていたのですが、どのくらい効果があるのか体感してみたいと思い、1カ月くらい前に、ベビーリーフ用の種を蒔いた際に不織布を掛けた場所とそうでない場所を作ってみました。

冒頭の写真が現在の状況で、写真の左が不織布無しの場所、右が不織布を掛けた場所です。何種類かの野菜の種を蒔いているのですが、分かりやすいのは写真の真ん中より上に一列に生えているラディッシュでしょうか(左は写真のかなり上部に映っています。)。左の写真では、ようやく本葉が生えてきたくらいでまだまだ小さいですが、右の写真では大分大きくなっていることが分かります。写真の下半分には、ベビーリーフ用のレタスを蒔いているのですが、こちらも右の写真のほうが大分元気良く育っているのが分かります。

この写真からでは少し分かりづらいのですが畝全体を見渡すと明らかに不織布を掛けたほうが、生育が良いことが分かります。全体の発芽率も、不織布を掛けたほうが1.5倍、場合によっては2倍近く良いことも分かりました。

この結果は分かっていたのですが、実際に試してみると実感が伴います。秋から冬の時期の種蒔きは不織布を有効活用していきたいです。

また、不織布よりさらに保温効果があるビニールトンネルも今年から使用する予定です。これは畑の上に温室を作るようなものですから、効果は不織布以上のはずです。ビニールトンネルは不織布と比べて、資材の購入費用・設置・収穫の際の手間等、かなり労力が必要なので畑全部に使うのはなかなか大変なのです。どの程度の使用が良いのか、これから試行錯誤していこうと思います。

 

♠♠♠二十四節気と七十二候♠♠♠
二十四節気・・・大雪(たいせつ):いよいよ本格的に雪が降りだすころのこと。
七十二候・・・鱖魚群がる(さけむらがる):鮭が群れなして川を遡るころ。(末候)(新暦では、およそ12月16日~12月20日ごろ)

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