種屋さん

私が利用している種屋さんの紹介です。

春の種蒔きシーズンに向けて、種の準備をしているところです。そこで私がいつも利用している種屋さんの紹介をしたいと思います。

いつも利用しているお店は、「野口のタネ」という種屋さんです。店舗は埼玉県飯能市にあり、私の自宅から車で40~50分で行くことができます。しかし私は便利なので、通信販売で種を購入することが多いです。

ここの種屋さんの特徴は、扱っている種のほぼ全てが固定種であるということです。

固定種という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

固定種とは、親から子へ同じ特徴が受け継がれる種のことを言います。これに対して、特徴が一世代しか受け継がれない種のことをF1種といいます。

F1と聞くと、自動車レースを想像してしまう方がいるかもしれませんが、それとは全く関係なく、英語のFilial 1のことです。Filialは雑種という意味ですので、 Filial 1で雑種第一世代という意味になります。 現在流通している多くの種はこのF1種というものになります。

F1種の種を購入しその種で野菜を育てそれから種をとり、再びその種を蒔くとします。すると、自分でとった種からできる野菜は特徴がバラバラの野菜になってしまいます。

対して固定種の種は、自分で種とりをし、その種を蒔けば何度も同じ特徴を持った野菜ができます。

昔は農家が自分たちで種とりをするのが普通のことでしたので、ほとんど野菜が固定種でした。しかし、今は種会社が作るF1種の種の野菜が流通の大部分を占めています。

更にF1種は不自然な品種改良を行っているために、安全性に疑問があるという話もあります。

野菜の安全のために、またその畑に合った野菜を作るために、私はできるだけ自家採種をしたいので、種は固定種を使うようにしています。そこで、この固定種の種を扱っている「野口のタネ」を利用しているわけです。

ここの御主人、野口さんは「タネが危ない」という本も書いておられ、種について非常に詳しい方で、種についての講演も各地でされています。私も数年前ですに地元で行われた講演に行き、そこでF1種の危険性についての話を聞きました。

通信販売でとても気軽に種を購入できますので、野菜を種から育てたい、自分で種とりをしてみたい、昔ながらの野菜を食べてみたい、という方はぜひとも「野口のタネ」で種を購入してみてはいかがでしょうか。

 

♠♠♠二十四節気と七十二候♠♠♠
二十四節気・・・雨水(うすい):降る雪が雨へと変わり、氷が解け出すころのこと。
七十二候・・・土脈潤い起こる。(どみゃくうるおいおこる):早春の暖かな雨が降り注ぎ、大地がうるおいめざめるころ。(初候)(新暦では、およそ2月19日~2月23日ごろ)

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