干し柿その後

吊るしたままにしていた干し柿が、粉をふきました。

以前の記事で、干し柿を作り、完成したけれども美味しい干し柿の証拠である白い粉がふかなかったと書きました。その際、ほとんどの干し柿はビニール袋に入れて冷蔵庫に保存したのですが、試しに10個ほどそのまま外に吊るしたままにしておきました。

その干し柿を確認したところ、見事に白い粉がふいていました。

干し柿を吊るし始めたのが、11月中旬くらいからですので2カ月以上経っています。私が調べた作り方ですと、1か月程度で粉をふくというのがほとんどでした。吊るす場所の温度や湿度等さまざまな条件があるのでしょうが、このくらい時間がかかることもあるようです。

ちなみに、味のほうは粉がふいたものと、そうでないものを比べても、それほど違いは感じられませんでした。ただ、粉がふいたほうが、長い時間干していたこともあり、若干固めかな、といった具合です。どっちが美味しいかは好みによりそうです。

 

さて、今の季節は?

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二十四節気・・・立春(りっしゅん):初めて春の兆しが表れてくるころのこと。

七十二候・・・東風凍りを解く。(とうふうこおりをとく):暖かい春風が吹いて、川や湖の氷が解け出すころ。(初候)(新暦では、およそ2月4日~2月8日ごろ)

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旧暦の七十二候では、この季節から新年がはじまりますが、私のブログで七十二候を紹介し始めたのは新年度4月からでしたので、このコーナーはもう少し続きます。

春風というのは、南風をイメージすると思いますが、どうして東風なのか。もともと七十二候は中国から渡ってきた暦です。ですので、中国で親しまれる陰陽五行の思想で、春は東を司るため東風と呼ぶそうです。ちなみに、立春をすぎて最初に吹く、南寄りの強い風を春一番といいます。

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