農家の日課・出荷作業

研修開始から、2ヶ月が経ちました。ここで、毎日どんな作業をしているのかを少し紹介したいと思います。今回は出荷作業についてです。

5月は、絹さやとブロッコリーが旬で沢山の出荷作業を行いましたので、今回は、その時のことを例に具体的に紹介します。(ちなみに写真は絹さやの花です。)

まずは、朝一番、6:00前後から畑に行って収穫です。

絹さやは、一つ一つ手で摘んでいきます。小さいものや、育ちすぎて豆が大きくなってしまったものは採らないように収穫します。1kgとるのに、おおよそ40分前後かかります。

ブロッコリーは、握りこぶしくらいの大きさにまで育ったものを、茎も含めて20cmくらいの大きさになるよう包丁で切って収穫します。茎が太くなっているので、よく切れる包丁が必要です。10個とるのに、大体1015分前後かかります。

その後は、母屋にもどって袋詰めを行います。

絹さやは、手作業で形がよく綺麗なA品と、それ以外のB品に分けます。A品とB品では、値段や量を買えるのです。そして、重さを測り、透明なビニールの袋に入れて、口をテープで止めて出来上がりです。選別に少し時間がかかりますが、1kg20分くらいでしょうか。

ブロッコリーは少し手間がかかります。無農薬栽培のため、ブロッコリーの隙間に青虫等の虫がいることがあるため、水に40分ほどつけ、虫を退治します。その後、外側側にある枝や葉を切り、見栄えを良くし一つずつ袋につめて口をテープでしばります。これには10個つめるのに2030分かかります。

袋詰めが終わったら、直売所に持っていく場合はコンテナ等に入れます。郵送する場合は、ダンボールにつめます。

以上で終了です。

私が慣れていないせいもありますが、収穫・出荷作業には結構時間がかかります。

5月中は、これが日課でした。ブロッコリー300個、絹さや3kgを一日で出荷する必要があり、収穫出荷作業だけで17時近くになってしまい、ほとんど一日が終わってしまうこともありました。

他の野菜のときも基本は似ています。出荷できるかどうか選別して、土がついているものは洗ったり、布で拭いたりし、黄色くなってしまった葉等、見栄えが悪いところは取り除きます。

実際に研修を始めてみるまで、出荷作業にこんなに時間を取られるとは思っていませんでした。

一日作業台に向かって下を向いて袋詰めをしていると、肩が凝って、なかなか大変ですね。

以上、農家の日課の出荷作業についてでした。

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